手足口病で爪が変色した?白い色になるけどなんで?

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はっきりとしない、ジメジメした日が続きますね。
まさに梅雨本番、といったところでしょうか。

天気が良くない日が続くと、なんとなく夏だという意識が薄れがちですが、
季節の上ではとっくに夏。
夏の感染症の流行がすでにピークを迎えつつあることを、皆さんはご存知でしょうか?

手足口病やヘルパンギーナ、プール熱といった夏風邪だけでなく、
おたふくかぜなども6~8月が流行のピークです。
かかってから慌てないように、今からでもしっかり正しい知識を学んでおきましょう。

今回は、そんな夏に流行する病気の代表として、手足口病に関連したお話です。

皆さんは、
「手足口病にかかってから、爪が白い!」「一部だけ白く変色してしまった!」
という話を聞いたことはありませんか?

実はこれ、手足口病の後遺症のようなものであることが分かっているんです。
手足口病で爪がなぜ変色してしまうのでしょうか?
今回は、この不思議な後遺症について、一緒に学んでいきましょう。


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手足口病で爪が変色?

手足口病の主な症状は、
てのひらや足の甲や裏、おしりなどに現れる水疱性の発疹です。

まれに喉の痛みや発熱の症状が出ることがありますが、
こちらは全体の1/3程度の発症率で、いずれも軽度のものです。

どこにも、爪に関連するような症状はありませんよね?
実はこれには、手足口病の原因が大きく関係しています。

手足口病は、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスに感染することで起こる、
ウイルス性の病気です。

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そして、これらのウイルスは、目や鼻、口といった粘膜の部分から侵入するだけでなく、
爪からも侵入してくるんですね。

やがて、爪から侵入したウイルスは、

・爪甲脱落症(そうこうだつらくしょう)
・爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)

といった病気を引き起こしてしまいます。

これらの病気こそが、爪の変色の原因になっているんですね。

 

爪甲脱落症・爪甲剥離症を知っていますか?

爪甲脱落症や爪甲剥離症、いずれもあまり耳になじみのない病気ですよね。
ですが、どちらも比較的一般的な病気です。

どちらの病気も、病気が原因となるだけでなく、
貧血や、マニキュアなどの化学製品によるアレルギー、
はたまた固いものに指先をぶつけたり、などでも発症します。

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一見バラバラな原因ですが、その全てに共通するのが、
「爪の生成に異常をきたす」ということです。

爪というのは、根元の見えない部分で日々少しずつ生成され、伸びていきます。
ですがその途中で、何らかの原因により爪の生成が止まってしまったらどうでしょうか?

そう、今見えている爪はこれ以上伸びることのない、
いわば死んだ爪になってしまいます。

死んだ爪は、その機能を停止しますので、少しずつ剥がれていきます。
そしてこの剥がれた部分、つまり爪と身体とのわずかな隙間に空気が入り込み、
層が形成されることで、爪が白く見える、というわけです。

つまり、手足口病にかかった後に爪が白く変色するのは、
エンテロウイルスやコクサッキーウイルスの爪の根元への侵入によって爪の生成が止まり、
剥離を起こし始めたことが原因だったんですね。

剥離、という言葉から、お気付きかもしれませんが、
こうして死んだ爪は、やがて完全に剥がれ落ちます。

爪が剥がれ落ちる、というのは、なかなかにインパクトのある症状ですが、
爪の生成がストップしてしまったのは、その剥がれてしまった爪だけですので、
爪自体がもう生えてこないわけではありません。

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爪が完全に剥がれるころには、新しい爪が生えてきているので、慌てないでくださいね。

ちなみに、このふたつの病気、
爪甲脱落症は爪の根元から、爪甲剥離症は爪の先端から症状が出るなどと言われますが、
手足口病の後遺症の場合も爪の根元から症状が現れることが大半ですので、
手足口病の観点から見れば、大きな相違点はありません。

 


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忘れたころに現れる症状なので、心配なら病院へ!

爪が白く変色する、なんて結構インパクトのある症状ながら、
手足口病に関連する症状としての知名度が今ひとつなのは、
その現れる時期にあります。

爪甲脱落症や爪甲剥離症は、
発疹などの症状が落ち着いてから、3~11週間後頃に現れるのが一般的です。

これは、爪というものの性質上、ウイルス感染をしたのは同じタイミングでも、
爪の生成が止まって剥離が始まるまでには、やはり少し時間がかかるためです。

ですが、そんなに時間が経ってしまうと、別の病気かと焦ってしまいますよね。

手足口病の後遺症かもしれない、と思っても、もし不安なようなら、
遠慮せず病院へ行きましょう。

また、根元から剥離を始めた爪はパカパカしてしまいますので、
なにかに引っかかってしまいやすく危険ですし、何より気になります。
これが子供ならなおさらです。

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そんな時も病院へ行ってみましょう。
もう剥がしても大丈夫なようなら、病院で剥がしてくれますよ。

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

手足口病が治まり、ほっとして日常生活に戻った頃に、
爪が白くなって、根元から剥がれはじめた……なんて、
何も知らなかったらぞっとしてしまいますよね?

ですが、後遺症であるということや、
その原因や経過をしっかり把握しておけば安心して対処できます。

その病気についてだけでなく、後遺症のことまで知っておくことが、
本当の意味での病気への理解かと思います。

現在流行しているさまざまな病気についても、
正しい知識をたくさん身に付けておきたいものですね。

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