手足口病の感染力が強い時期や弱い時期っていつなの?

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早いもので、まもなく7月ですね。
まだまだ雨の日が続きますが、たまの晴れの日の強い日差しに、真夏の気配を感じます。

梅雨が明ければ、いよいよすべてがまぶしい真夏。
……ですが、ヘルスケアという観点では、真夏には少し暗い側面もあるんですね。

7,8月の、いわゆる真夏の時期は、
様々な病気が流行のピークを迎える「感染の季節」なんです。
そして、感染力の強い手足口病は、その代表と言えます。

とはいえ、やはり感染するのは避けたいですし、
万が一感染してしまった場合に、周囲に感染を広げてしまうのも嫌ですよね。

そのためにも、その感染力についてきちんと学んでおく必要があるかと思います。
というわけで今回は、
手足口病の感染力の強い時期・弱い時期に焦点を当ててみましょう。


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手足口病の感染はこうして起こる!

手足口病の原因となるエンテロウイルスやコクサッキーウイルスは、
様々な形で体外に排出されます。

手足口病の主な症状に水疱性の発疹がありますが、
ウイルスはこの発疹部分だけでなく、唾液や鼻水、便からも排出されるんですね。

そのため、

・せきやくしゃみでの飛沫感染
・ウイルスに触れた手で、口や目、鼻などの粘膜部分に触れることでの接触感染
・排泄物のウイルスを口から吸収してしまう糞口感染

の3つの感染経路が存在します。

つまり、ありとあらゆる形でウイルスが排出され、
そしてそれが、身体の主なパーツ全てから侵入してしまう、ということになります。

これが、手足口病の感染力の強さの原因と言えるでしょう。

 

潜伏期間は「うつす期間」ではありません!

とはいえ、ウイルスにも動きが活発な時期とそうでない時期があり、
それが感染力の強さ弱さに直結します。

エンテロウイルスやコクサッキーウイルスには、
感染後、2~5日の潜伏期間が存在します。

潜伏期間の段階では、まだ感染に気付いていないので、
「もしかしたらこの期間はうつしやすくなっているのでは……」と不安に思われるかもしれませんね。

潜伏期間は、ウイルスが活発に活動するための準備期間とも言えますので、
ウイルス自体は、まだそれほどの力は持っていません。
どちらかというと、感染はしにくい時期と言えるでしょう。

 

ウイルス感染のお手伝いをしてしまうことも!?症状が出ている間は要注意!

潜伏期間が終わると、力を蓄えたウイルスが活発に動き始めます。
この段階で、身体の発疹や、場合によってはのどの痛み、発熱などの症状が現れます。

そう、ウイルスが活発に動いている、ということは、
この時期こそがもっとも感染力の強い時期なんです。

それだけでなく、この時期は私たちが感染を広げるお手伝いをしてしまっていることもあるんですよ。

その理由は、症状のひとつ「発疹」にあります。

発疹は多くの場合かゆみをともないます。
かゆい時、皆さんはどうしますか?ついかいてしまったりしませんか?

手足口病の発疹は水疱性ですので、簡単にかき壊れてしまいます。
発疹部分にはウイルスがびっしり!ですから、それをかき壊すだけでも、
どうなるか想像できますよね。

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さらにそこに触れた手やものに他の人が触ったらどうなるでしょう?

ウイルスが、活動するだけでなく、私たち自身に感染のお手伝いをさせようとしている、
なんて気分の良いものではありませんね。

 


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いつになったら感染力が弱まるの?

ウイルスの動きが活発になることで発疹などの諸症状が出ること、
ウイルスが元気ということは感染力が強くなるということは、
すでにお話ししましたね。

つまり逆に考えれば、症状が治まってきたら、
ウイルスの力が弱まっている証拠であり、感染力も下がっていると言えます。

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具体的には、発疹がかさぶたになり、きれいに消えるまでは、
平均で10日から2週間ほどですから、
症状が出てから10日から2週間経てば、一安心と言えるでしょう。

ですが、ここで注意していただきたいのが、
症状がおさまる=もう感染しない、というわけではない、ということです。

エンテロウイルスやコクサッキーウイルスは、
症状が治まった、つまり力が弱まってきた後も、およそ1か月程度体内に留まり、
便などから排出されます。

症状が治まると、「治った」と油断してしまいがちですが、
力が弱まったとはいえ、感染力がゼロになったわけではありません。
1か月ほどは、感染対策を取り続けましょう。

 

感染しないために、感染を広げないためにできることは

手足口病の原因となるエンテロウイルスやコクサッキーウイルスには、
実は10種類ほどのタイプがあり、
そのため、全てのタイプに効果的なワクチンや、特効薬、というものは存在しません。

つまり、手足口病は、薬での予防や治療は不可能な病気なんですね。

薬でも予防ができず、感染してもウイルスの働きを抑える薬がない、となると、
感染をしないために、また、感染してしまった場合にウイルスを広げないために、
個人レベルでできる予防策を探さねばなりません。

ここでは、最初の方でお話しした感染経路を振り返りながら、
できることを、一緒に考えてみましょう。

 

■手洗い・うがいの徹底をしましょう!
基本中の基本かと思いますが、
患部への接触や、せきやくしゃみの飛沫での感染が非常に多いことを考えると、
何が何でも徹底したいところですね。

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特に小さいお子さんの場合、手洗い・うがいの重要性をそこまで理解できていませんので、
お母様お父様が意識して、一緒に正しい手洗い・うがいを行わせてあげましょう。

 

■マスクを着用しましょう!
手足口病には、家族間の感染が非常に多いのをご存知でしたか?
ですから、外に出る時だけでなく、家のなかでも必ず着用しましょうね。

 

■プールやお風呂は控えましょう!
これからの季節、プールに入ることも、お風呂で汗を流すことも多いと思いますが、
手足口病に感染してしまった場合、症状がある間はせめて控えましょう。

眼や鼻の粘膜にプールの水や湯船のお湯が触れた場合、
プールや湯船のなかがウイルスだらけになってしまいます。

 

■流行時のお子さんのおむつ処理には気を付けましょう!
排泄物にもウイルスがしっかり含まれているのは、もうご存知ですよね。

おむつが外れていないお子さんの場合、おむつ交換などの作業があるため、
感染の危険度が増します。

7、8月の流行のピーク時のおむつ処理には、マスクを着用する、
処理後にはいつもよりていねいに手洗いをするなど、細心の注意を払いましょう。

 

■タオルなどの共用は控えましょう!
ウイルスを保持している状態で、粘膜などに触れやすいタオルを共有する、というのは、
ウイルスを相手になすりつけているのと同じことです。

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使用したタオルは決して使い回さず、他の洗濯物と分けて洗濯しましょう。

この時意識することを忘れてしまいがちなのが、洗濯かごです。
タオルの共用はしなくても、洗濯かごで他の洗濯物に触れてしまっては、元も子もありません。

必ず洗濯かごを分けましょう。

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

手足口病は、感染力が高いだけでなく、ワクチンや特効薬もないため、
「感染するかしないかは運次第」と思ってしまいがちですが、
ウイルスの感染メカニズムをきちんと知っておけば、
できることはたくさんあります。

どんな簡単なことでも、そこには必ず意味があると思います。
小さなことでもきちんと実施し、無事に「感染の季節」を乗り切ってくださいね!

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