熱中症で倒れる?前兆や原因は?

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熱中症に「倒れる」という症状はありません。

熱中症で倒れるってどんな状態なの?
水分補給などの予防をしていても倒れてしまうの?
体温が高くなると倒れてしまうの?
倒れる前に対処はできないの?

きっとたくさんの疑問があることでしょう。

今回は熱中症で倒れる原因、倒れる前の前兆についてまとめました。


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なぜ熱中症で倒れるの?

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熱中症で倒れ、搬送された。

夏場には報道でもよく耳にしますよね。

熱中症で倒れるとは、どのような症状なのでしょうか。
また、倒れてしまう原因は何でしょうか。

ここでは症状別にご紹介します。

 
■熱失神

人は体内の熱を放出するために一時的に血管を太くします。

これは自律神経が働き、抹消神経を広げて皮膚に多量の血液を流れさせているからです。

この間は血流が減るため血圧が低下します。

通常の熱であれば問題ありませんが、熱中症による高体温を下げようと血管を広げてもすぐには下がりません。

その間、脳に送られる血液量が減少します。

結果、めまいや皮膚蒼白などが起こり、一時的な失神をします。

このめまいや失神こそが倒れる症状につながります。

めまいがして立っていられずに倒れてしまうんですね。

また、失神は一時的ではありますが意識もなくなってしまいます。

 
■熱痙攣

血管を太くする以外に体内の熱を放出する機能がもう1つあります。
発汗です。

汗をかき、その汗が蒸発する際の気化熱を利用して体温を下げるのです。

この発汗が多量になると、体内の水分、塩分、ナトリウムなどの成分が減少し、体内の電解質バランスが崩れます。

結果、様々な箇所に痙攣が発生します。

この痙攣には痛みが伴いますので、痛みで立っていられずに倒れてしあったり、痙攣そのものが激しく倒れてしまったりすることがあります。

通常、意識はありますので物理的に体が倒れるんですね。

 
■熱疲労

大量発汗と血管拡張が続くことで、重度の脱水症状を起こします。

体内水分量が減少し、血圧も低下することで頭痛や嘔吐などの症状とともに判断力が低下し、意識を失うこともあります。

意識を失うことで倒れるのです。

その他にも軽度の錯乱や失神なども倒れる原因になります。

 
■熱射病

熱中症の中でも最重度の症状です。

脱水症状が進行し、体温調節機能が働かず、発汗もなくなります。

体温が40度を超えることも多く、41度で痙攣、42度を超えると体内細胞の破壊がはじまります。

これにより、神経系統、脳、臓器などに障害が発生します。

結果、呼び掛けてもまったく反応のない意識障害などが発生します。

意識がなくなるとその場で倒れてしまいます。

また、ふらつきなどの症状もありますので、本人の意識はあっても立ち上がれずに倒れてしまうこともあります。

 


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倒れる前の前兆はあるの?

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結論から言ってしまえば、倒れることに直結する前兆はほぼありません。

しかし、失神や意識障害が起きる前にはその他の自覚症状があります。

極端ではありますが、発汗し喉が渇いている時は体がこのままだと熱中症になるよ~と言っているようなものです。

そこで水分補給や涼んで休憩することを怠ると、熱中症になってしまうのです。

ここでは熱中症になり、倒れるまでに現れる症状をご紹介します。

これらの症状を放っておくと倒れるまで進行しまいますので、注意してくださいね。

 
■初期症状

・気分が悪い
・手足のしびれ
・痙攣
・こむら返り
・筋肉痛
・硬直
・血圧低下
・皮膚蒼白
・頭痛
・めまい

この症状は初期に現れる症状です。

初期症状でも失神を起こすことがありますが、その前には上記のような自覚症状があります。

またこの症状を見過ごしたり、放置してしまったりすると熱中症が進行し、更に危険な症状が現れます。

 

■中期症状

・強い疲労感
・不快
・頭痛
・吐き気
・嘔吐
・倦怠感
・脱力感、虚脱感
・大量発汗
・頻脈
・下痢

これらの症状が現れた場合は医療機関を受診した方がよいくらいまで、熱中症が進行しています。

そして更に進行すると入院が必要な重症レベルになってしまいます。

 

■重度の症状

・深部体温上昇
・意識混濁
・譫妄(せんもう)状態
・意識喪失
・肝臓機能障害
・腎臓機能障害
・血液凝固障害
・手足の運動障害
・痙攣

 

 

倒れそうになったらどうすればいいの?

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自分で倒れそうなことに気づいた場合は、すぐに応急処置をします。

近くに人がいる場合は、助けてもらうよう声をかけましょう。

熱中症が進行した状態で、水分確保などに駆け回ることは熱中症を更に進行させる原因になりますので、無理は禁物です。

では、熱中症になった場合の対処方法をご紹介しますね。

 

■室内や日陰などの涼しい場所に移動する

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体内温度が上がっている状態ですので、少しでも涼しい場所へ移動して、外気からの影響を抑えます。

既に倒れそうだったり、めまいやふらつきがあったりする場合は、無理をせずに近くの人に助けてもらいましょう。

無理をすれば階段から落ちたり、車と接触したりと、他の事故に繋がる危険があります。

 
■足を高くして寝かせ、衣服の締め付けをなくする

熱中症が進行すると体が体温を下げるために、末端に血液を集めます。

その状態が続くと脳や心臓などに必要な血液が行き渡らず、更に熱中症を進行させ、後遺症を引き起こす原因になります。

強制的に血液を上部へ流すよう足を高くします。

また、体が熱を放出しやすいよう、服の締め付けをなくします。

服が肌に当たっていると熱の放出を妨げる原因になりますので、なるべく肌が出る状態にした方がよいですね。

 
■首やわきの下、足の付け根などの太い血管部分を冷やす

体の機能だけでは体温が下がりにくくなっていますので、外から強制的に体温を下げる必要があります。

首やわきの下、足の付け根には太い血管が通っていますので、その部分を冷やすことで効率よく体全体を冷やすことができます。

 
■手足を末端から心臓の方向に向けてマッサージする

これも末端に集まった血液を体の中心に集める助けとなります。

既に倒れそうな自覚がある場合は、自分でマッサージすることは現実的ではありませんので、周囲の人に助けてもらいましょう。

 
■水分を補給する

大量の発汗により体内の水分、塩分、ミネラルなどの電解質が排出され、体内の水分量が不足しています。

経口補水液やスポーツドリンクなど、水分の他に塩分、糖分、ミネラルなどが含まれた飲料が理想的です。

この状態で水だけを飲むと既に減少した成分が水で薄められてしまいます。

 

 

まとめ

自分で倒れそうだなと思った時は既に熱中症が進行している時です。

倒れる前の前兆は、既に熱中症の症状として現れます。

初期症状に気づいても人に迷惑をかけないよう我慢してしまう人が多く、結果、更に進行し、倒れてしまうのです。

また、周囲の人の様子がおかしいと思ったら積極的に声をかけてあげてください。

個人だけでなく、みんなで熱中症を予防、早期発見しましょうね!

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