熱中症で倒れる?症状などを詳しく解説!

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ここ数日で、一気に気温が上がりましたね。
日射しが一気に強くなり、汗が流れる日も出てきました。

最近は、夏が訪れるのがとても早いので、まだ5月だから、と油断はできません。
「暑い」と思ったら、すぐに暑さ対策をしたいものです。

特に、暑くなるとその危険度が一気に上がる「熱中症」には要注意です。
事実、5月に入ってから、すでに1,500人以上の人が熱中症を発症し、
救急搬送されています。

熱中症で救急搬送、というとやや大げさに聞こえるかもしれませんが、
熱中症で意識を失う、倒れるということは非常に良くあることです。

その際に適切な処置さえ行えば、応急処置で十分回復はできますが、
たかが熱中症と放置していたり、誤った処置をしてしまうと、
症状が一気に悪化し、病院での治療が必要になり、
場合によっては入院しなければいけないこともあります。

誰だって入院は嫌でしょうし、目の前で誰かが倒れたら焦ってしまいますよね。
そうならないよう、今回は熱中症で倒れてしまう原因や、
症状ごとの応急処置の正しい知識を学んでいきましょう。


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熱中症で倒れる時、身体には何が起きているの!?

熱中症は暑さが原因で起こるもの、というのは、比較的誰でも知っていることです。
ですが、暑さが原因で何が起きるのか、どういった症状が出るのか、というと、
結構漠然としているのではないでしょうか?

熱中症というのは、
暑さによって身体がダメージを受けていく過程で起きる様々な症状を総称したものです。

では、倒れるというのはどの段階で起きるのでしょうか?
倒れるというと、なんとなく重症のイメージがありますが、
熱中症の場合、初期症状で倒れてしまうこともよくあります。

では何故初期症状でも倒れてしまうのか、
身体のなかで起きていることを考えてみましょう。

熱中症の初期症状を「熱失神」と呼びます。
字の通り、この段階ですでに失神が起こります。

熱失神は、高温の環境で汗をかき過ぎただけで発生します。
たくさんの汗をかくことで、体内の水分が急激に減っていき、
脱水症状になってしまうんですね。

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・失神
・顔面蒼白
・めまい、ふらつき

などが具体的な症状です。

何故脱水症状になると、失神してしまうのでしょう?

これには血液の存在がヒントになります。
血液というのは、液体ですよね?
つまりその中に水分を一定量含んでいる、ということです。

水分が不足すると、当然血液内の水分量も減っていきます。
絵の具で考えてみましょう。
絵の具を水で溶く際に、その水が少なかったらどうなるでしょう?

そう、ドロッとした感じになってしまいますよね。
これと同じことが血液にも言えます。
つまり、血液がドロドロになってしまう、ということです。

血液がドロドロになると、当然流れが悪くなります。
つまり、血の巡りが悪くなったことで貧血状態になり、倒れてしまう、というわけです。

 


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さらに症状が進行すると大変なことに…!?

熱失神と併せて発症しやすいのが、「熱けいれん」です。
汗をかき過ぎると、水分だけでなく、塩分も不足していきます。

塩分は筋肉の伸び縮みになくてはならないものですので、
塩分が不足していくと、筋肉の異常収縮が発生します。
筋肉痛や手足のけいれんだけでなく、胃の筋肉の収縮による吐き気なども起こります。
その際にやはりめまいなどの症状が出るなどして、倒れる可能性もあります。

さらに症状が進行すると、「熱疲労」に発展します。
水分・塩分の欠乏が進行した状態です。

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・体内の熱による血管の膨張に伴う頭痛
・筋収縮と血流の悪化による吐き気
・脳への血流の低下によるめまいや耳鳴り

などの症状が出始めます。もちろんこの段階で倒れることも、十分にあり得ます。

いよいよ水分と塩分が枯渇してゆくと、最も深刻な「熱射病」に移行していきます。
この段階になりますと、汗がほとんど出ないため、体温は上昇し続け、
その熱で脳細胞が破壊されていきます。

そうなると、意識がなくなって倒れたり、
意識があっても歩けない、きちんとした受け答えができない、
などの障害が発生します。

「熱中症で倒れる」と言っても、その症状によって重篤さが変わってくるんですね。

 

応急処置で回復できるのはどの段階!?何を見て判断したらいいの!?

意識障害が発生している「熱射病」は言わずもがなですが、
そのひとつ前の「熱疲労」も、医療機関への受診が推奨されています。

もちろん応急処置を行えば症状の進行を遅らせることができますが、
体内温度が上がり始めていることで、内蔵などへの影響が心配されますので、
必ず病院へ行きましょう。

応急処置のみで回復可能なのは、「熱失神」と「熱けいれん」です。
サインをきちんと察知し、速やかに対処して症状の進行を食い止めましょう。

特に、体力がなく、熱中症の進行スピードが速い高齢者やお子さんの場合は、
より迅速で適切な処置が求められます。

そのためにも、暑い日には以下のポイントをチェックしてみましょう。

・顔色
暑い日なのに顔色が青白かったら、それは脱水症状による貧血のサインです。

・脈
脈が弱く、早くなっていたら、何らかのトラブルが起きていると思って良いでしょう。

・呼びかけへの反応
なんとなくぼーっとしていたり、呼びかけへの反応が鈍くないか確認しましょう。

ひとつでも気になるところがあったら、すぐに応急処置を行ってください。

 

熱中症の応急処置を症状ごとに紹介します!

熱中症は、原因と症状が多岐に渡るため、
いざという時に慌てないよう、症状ごとの正しい処置を覚えておきましょう。

 

■涼しい場所に移動し、適切な姿勢で安静に!
応急処置をしても、暑いところにいるままでは意味がありません。
原因となる暑さは、できる限りシャットアウトするようにしてください。

そして仰向けの姿勢を取り、少しでも血液が脳へ向かうようにしましょう。
その際にベルトやボタンなどをゆるめてあげると、
風通しが良くなって涼しくなるだけでなく、血流も良くなります。

可能であれば、カバンや毛布などで足を高くした姿勢を取らせてあげると、
脳への血流がより良くなり、効果的です。

 

■何はともあれ水分の補給を!
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熱中症で倒れる場合の最大の原因は脱水症状です。
必ず水分の補給を行ってください。

もしもけいれんや筋肉痛の症状が見られるようなら、塩分も不足しているので、
塩分を含んだものを飲ませてあげるのが、手っ取り早いでしょう。

水分に対して2%の塩が含まれている薄い食塩水が理想的ですが、
なければスポーツドリンクで十分です。

焦って一気に飲ませるのではなく、少量ずつ複数回に分けて飲ませてあげましょう。

もし意識がなかったり、吐き気があって飲めない、という場合は、
無理に飲ませるのは危険ですのでやめましょう。

その場合は自力で水分と塩分の補給ができない、ということになりますので、
症状の進行を防ぐためにも、病院へ行きましょう。
意識がなければ救急車を呼んでも構いません。

 

■けいれん・貧血にはマッサージも効果的!
けいれんが起きている場合は、その部分を伸縮させたり、
マッサージをしてあげると、すぐに収まります。

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また、マッサージは脱水症状による貧血にも効果的です。
けいれんが起きていなくても、手の指先や爪先を、
血流を促すイメージでマッサージしてあげてください。

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

熱中症で倒れる、というのは、とても簡単に起こります。
ですが、正しい応急処置さえ行えば、私たちでも治療ができます。

もし目の前で人が倒れてしまっても、焦らずに手を差し伸べられるように、
正しい知識を身に付けておきたいものですね。

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