高齢者は熱中症にかかりやすい?予防方法や水分、食事のバランスは?

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ここ数日、急に日射しが強くなってきました。
間に梅雨を挟むとはいえ、「あぁもう夏なんだな」と思わされます。

となると、そろそろ心配になってくるのが熱中症ですよね。
今年は猛暑になるそうですから、
熱中症の発症率も去年より格段に上がると予想されています。

熱中症の発症リスクを少しでも下げるために、
今からしっかり対策はしておきましょう。

特に、身近にもっとも熱中症を発症しやすいとされている高齢者の方がいらっしゃる方は、
要注意ですよ。

高齢者は子供以上に熱中症にかかりやすく、そして症状を重篤化させてしまうことが
大変に多いんです。
事実、熱中症によって救急搬送された患者の、実に4割以上が高齢者です。

自分の家族にそんなことが起きたら…!
考えたら、とても不安ですよね。

そうならないためにも、高齢者の熱中症について正しい知識を身に付けて、
しっかりと予防しましょう!

今日は高齢者の熱中症の特徴や予防方法、
特に、最適な水分の摂り方、食事による熱中症対策などをお話しします。
一緒に勉強してゆきましょうね。


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なぜ高齢者は熱中症にかかりやすいの?

高齢者が世代のなかで群を抜いて熱中症にかかりやすいのには、わけがあります。
まずはその理由をしっかりとおさえておきましょう。

人間は加齢により様々な形で衰えが生じます。
その衰えのなかで、あまり重要視されていないものの、
高齢者の熱中症を考える上で見過ごせないものがあります。

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それは「脱水症状」です。
そして、衰えによって引き起こされる脱水症状にはいくつかパターンがあります。

ひとつめに、食欲の低下です。
食欲が低下すると、必然的に食事量も減っていきます。
そのため、食事によってのみ得られる水分は、どうしても不足しがちになります。

次に筋肉量の低下です。
実は筋肉には体内の水分を蓄える働きもあります。
筋肉量が減ると、当然体内に貯めておける水分量も減少してしまう、ということです。

さらに腎臓の機能が衰えていくと、
水分と老廃物の排出バランスが調整できなくなり、
必要以上に水分の排出が行われてしまいます。

こう見ていきますと、高齢者が慢性的な脱水症状に陥っているのは一目瞭然ですね。

また、高齢者は発汗機能も低下していますので、汗をあまりかきません。

それは、汗による体温調節が行われにくいということです。
それだけでなく、暑さを感じているのにも関わらず、
汗をかかないことで「まだ大丈夫」と判断し、適切な処置を行わないことも多いんです。

慢性的な脱水症状に加え、
体温調節機能の低下により、外気温の影響を受けやすい状況であること、
さらにそれを見過ごしやすいことが、高齢者が熱中症にかかりやすく、
また重篤化させやすい大きな要因です。

 


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常に水分不足な高齢者だからこそ、水分の補給は最優先に!

高齢者の熱中症の発症リスクを下げるには、体質改善に近いレベルでの対策が必要です。
まずは一番大きな問題である水分不足を解消するようにしましょう。

とはいえ、成人や子供と同じような水分補給はかえって危険な場合もあります。

成人や子供の熱中症対策の場合、たいてい水分と塩分を一緒に補給できるような、
スポーツドリンクや塩入のドリンク、または水と塩飴などが推奨されているかと思います。

ですが、高齢者の場合、水分は不足していても汗をあまりかかないため、
塩分はそこまで不足していない場合が多いです。

ですから、そこで塩分を余分に摂ってしまうと、塩分の過剰摂取になり、
高血圧などの原因になります。

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汗をあまりかいていないような時は、
塩分の含まれない水やお茶などをチョイスしましょう。

もちろん少し汗をかいているようであれば、塩分の補給も必要となってきますが、
スポーツドリンクや市販の塩入のドリンクなどは、
高齢者には糖分濃度が高く飲みづらい可能性もあります。

梅こぶ茶や、冷たい味噌汁などですと、塩分と水分の両方が効率良く摂取でき、
また高齢者にも口にしやすいかと思います。

 

食事で水分不足を解消!高齢者向けの食材!

高齢者の熱中症対策は、慢性的な水分不足の解消が最優先になりますが、
実は、食事で水分不足の解消と熱中症対策が同時にできちゃいます!

筋肉量が体内の水分量に大きな役割を果たしていることは、
最初の方でお話ししましたよね?

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つまり、食事で筋肉を作る手助けして、
体内の保水率を少しでも上げよう、ということです。

筋肉を作る上で必要不可欠なのは「タンパク質」です。
タンパク質は筋肉を作るだけでなく、身体を強くする栄養素でもありますから、
暑さバテしにくい身体を作ることで、熱中症のかかりやすさを下げる効果もあります。
タンパク質を多く含んだ食材を使用した食事を心がけてみましょう。

タンパク質は、

・豆腐(大豆製品)
・鶏肉(特にささみ)
・卵や牛乳

などに特に多く含まれます。

また、豚肉などは、タンパク質の他にビタミンも豊富に含まれているのでおススメです。
毎日の食事の際に、これらを使用したメニューを取り入れてみましょう。

その際に梅干しなど、クエン酸を含んだものを、箸休めとして出してみるのも効果的です。
クエン酸には、暑さなどによる身体の疲労を抑える働きがありますから、
タンパク質と一緒に摂取すれば、より暑さバテしにくくなります。

 

まだまだできる!高齢者の熱中症対策!

汗による体温調節があまり機能しない高齢者には、
着る物や生活環境などで体温調整をしてあげる必要があります。

暑い日に出かけることがあるようなら、スカーフや帽子などを必ず着用し、
少しでも外気温の影響を遮るようにしましょう。

屋内にいる時は、暑さを感じにくかったり、我慢してしまうことが多いですが、
絶対にいけません。
現代の夏は、昔よりもはるかに気温が高いため、
窓を開けているくらいでは体温は下がりません。

こちらが意識して、エアコンや扇風機などをつけて、クールダウンを行いましょう。

ただし、エアコンには、空気が乾燥しがちになり、
慢性的な水分不足状態である高齢者に良くない側面もありますので、

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・室内に観葉植物を置いて水やりをする
・濡れタオルを室内に干しておく

などをすることで、室内の湿度を保ってあげる必要があります。

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

加齢による衰えは誰にでもおとずれます。
つまり今回お話ししたようなことは、
いずれ私たちにも確実に当てはまってゆくこと、とも言えます。

今は身近な誰かのために、そして将来的には自分のために、
年齢に合わせた、正しい熱中症対策を行っていきましょう!

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