熱中症で入院に!何日くらい入院期間はあるの?

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週末にかけて夏日が続く予報が出ていますね。
週末などは、早くも都内で30度近くまで気温が上がる日もあるようです。
今年は猛暑になると言われているのも納得です。

猛暑の年の熱中症患者の発生率は、そうでない年の2倍を超え、
1日に約1000人が熱中症により救急搬送される日もあります。
そして、そのうちの4割が入院措置になるそうです。

熱中症で入院、というのはなんとなくピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんね。

熱中症は、暑さによって身体内部に異常が発生している状態を指すものです。
要は病気ですから、その症状が重ければ、当然入院しての治療が必要な場合もあります。
そして、その入院期間も症状に比例して長引いていく、というわけです。

きちんとした対策をしないと、明日は我が身の「熱中症での入院」について、
入院が必要な理由、その期間が平均的に何日くらいなのか、などを、
今日はお話ししてみたいと思います。


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「重症化すれば入院」というけれど、どうして入院が必要なの?

熱中症には、その症状の進行具合によって分けられた3つのカテゴリが存在します。

Ⅰ度:めまい・失神・筋肉痛・大量の発汗
(暑さで一気に汗をかくことで、水分と塩分が不足しつつある状況です)

Ⅱ度:頭痛・吐き気・嘔吐・だるさ・ふらつき
(水分と塩分の欠乏が進行し、汗による体温調節ができなくなりつつあり、
身体に溜め込まれ始めた熱が、身体機能に影響を及ぼし始めている状況です)

Ⅲ度:意識障害・けいれんなどの手足の運動障害・おかしな行動と言動・高熱
(水分と塩分が完全に不足し、汗が出なくなり、脳がヒートアップしている状況です)

このうち、応急処置で回復可能なのはⅠ度の症状のみで、
Ⅱ度からは病院での処置が必要な状況です。
そして、もっとも症状が重篤化しているⅢ度になると、入院が必要になります。

Ⅲ度の症状を今一度見て頂けるとお分かりかとは思いますが、
Ⅲ度まで症状が進行すると、汗が全く出ないことで
身体が外気温の影響そのままに熱を保ち続け、脳にまで影響が出てきます。

影響、と言うと少し漠然としていますね。
端的に言えば、「脳細胞の破壊が行われている」ということです。

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そのため、意識や身体機能に深刻な障害が発生し、
いつもなら当たり前にできる会話の受け答えや、
歩くなどの行動ができなくなってしまうんです。

また、高熱によって血液を凝固させる物質が活性化することで血流が悪くなり、
肝臓や腎臓、心臓などの重要な器官に影響を及ぼし、
また別の病気を引き起こす可能性もあります。

こうなってしまうと、様々な検査や身体内部からの処置が必要になります。
身体内部、ということで、非常に慎重に、ていねいな処置が求められますから、
そのためにも入院が必要になる、ということですね。

 

何日くらい入院しなければいけないの?どんな治療が行われるの?

入院の期間は、症状の重さと、必要とされる治療によって変わっていきますが、
平均では1~2日程度です。

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入院が必要になっている段階で、自力で何か処置を行うことが出来ない状態ですので、
入院中は、
「身体表面を水などで冷やす」「不足してしまった水分・塩分を点滴する」
などが継続して行われます。

同時に、内蔵の疾患が起きていないか、血液や尿の検査を行ったり、
体温がなかなか下がらない場合は、胃の中へチューブで冷水を送り、体内から冷やす、
などの治療が、この期間に行われることもあります。

ですが、大人に比べて体力や身体機能に劣る子供や、高齢者、
また、意識障害がひどく、ショック症状が出るレベルまで症状が悪化している場合ですと、
入院期間がもう少し伸び、3~4日、さらにそれ以上ということもあります。

 


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入院はやっぱりしたくない…そのためにできることは?

入院すると、仕事や生活に支障をきたしますし、
そのための出費も痛いですから、なるべく入院するのは避けたいものですし、
自分以外の大切なひとが入院するのは、もっと嫌ですよね。

熱中症は「発症したら即入院」ではなく、
初期段階できちんと応急処置を行うことができれば、じゅうぶん回復できるものです。

身体の状況を、意識的にこまめに確認し、
少しでも調子が悪いようであれば、速やかに処置を行いましょう。

具体的には、

・涼しい場所、日光のあたらない場所へ移動して安静にする
・スポーツドリンクを飲むなどして、水分と塩分を摂取する
・濡れタオルや氷のうなどで、わきの下、首の横、頭などを冷やす
・シャツのボタン、ズボンのベルトなどをゆるめて楽にする

などが有効ですので、必ず行ってください。

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「あれ?」と思った段階で、放置せずに処置を行うことが大切です。

さらに、そもそも熱中症にならなければ、入院することもありません。
熱中症対策をきちんとして、リスクを徹底的に下げましょう。

・濡れタオルを使う、日陰を移動するようにする、などのクールダウンを必ず行う
・水分と塩分の補給を、こまめに行う
(塩飴と水を持ち歩く、塩入りのドリンクを飲むなど)
・出来る範囲で、少しでも涼しい格好を心がける
(襟もとがゆるめやすいもの、あまり身体をしめつけないデザインのものを選びましょう)
・食事と睡眠はきちんと取り、健康な身体を維持する
(睡眠不足は栄養不足は、体力を奪い、熱中症発症リスクを一気に上げてしまいます)

これだけでも全く違ってきます。

とにかく、自分と自分の周りの身体の状態は常に意識して、
ケアし続けてあげましょう!

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

今年に入ってすでに、熱中症の予防を呼びかける声があちこちで聞こえています。

確かに熱中症は命に関わるコワイ病気ではありますが、
自分で防ぐことも、治療することもできます。

「自分で守れるものは自分の手で守る」
という意識を常に持ちましょう。

また、もし熱中症になってしまった時は、
「自分でできることとできないことの見極めをする」ことが、
症状の重篤化による入院を防ぐ方法かと思います。

いずれにせよ、熱中症に対する正しい知識が不可欠となってきますので、
改めてご自分の熱中症の知識を見直してみましょう。

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皆さんが健康的に、なんの不安もなく、素敵な夏を過ごせるよう祈っています!

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