熱中症の症状は下痢から?吐き気、嘔吐、発熱にも要注意?

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春のうららかな日射しから、
少しずつ夏の刺すような日射しに変わりつつある今日このごろ。
気温の変化の激しい時期ですが、皆さんの体調はいかがでしょうか?

今日は、これからの季節に向けて、
暑くなってくると気を付けたい身体の症状のひとつ、

「下痢」についてのお話です。
腹痛も伴うので、非常に辛いですよね。

「お腹を冷やした記憶はないし、変なもの食べた覚えもないのに下痢?」
そんなあなた、よくよく自分の身体と向き合ってみて下さい。
一緒に発熱や吐き気・嘔吐の症状は出ていませんか?

だとしたら、それ、「熱中症」かも知れませんよ。


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熱中症で下痢?

 

なんとなく「熱中症」というキーワードからは想像しづらい「下痢」。

熱中症といえば、皆さん何を思い浮かべますか?

「暑さによる水分不足によって引き起こされる体調不良」というのが、
恐らく一般的な認識でしょう。

水分が不足しているのに、下痢で水分を多く含んだ便が出る、というのは
なんだか矛盾を感じてしまいますね。

では、下痢のメカニズムからその矛盾を解いていきましょう。

 

どうして下痢になるの?熱中症対策の意外な落とし穴!

 

ヒトの身体において、摂取した食べものは、
胃から十二指腸、小腸へと、水分と栄養分をバランスよく吸収されながら、
やがて大腸へ向かいます。

大腸でも水分と栄養分を吸収し、
そしてもう吸収するものがなくなった食べ物は、
便となって体外に排出される、というわけです。

ですが、摂取された水分量が、ヒトにとって必要とされる、
つまり吸収される水分量を超えるとどうなるか。

そうです、吸収されずに便と一緒に排出されます。
これが下痢のメカニズムです。

では、何故熱中症で下痢の症状が出るのでしょうか?

熱中症対策として、まず皆さんが挙げるのが水分補給だと思います。
ですが、そこに落とし穴があったのです。

熱中症を引き起こすのは、正確には
「汗をかき過ぎたことによる水分と塩分、つまりミネラル分の不足」です。
ですので、汗をかいたから、といって水ばかり飲んでもダメなんですね。

体内のミネラルは、水分と塩分がバランス良く存在している、
いわば「ちょうどいい食塩水」の状態ですので、
どちらかだけが多くなるのは、このバランスが崩れてしまうことになります。

大腸からしますと、この「ちょうどいい食塩水」を摂取したいので、
体内の塩分と釣り合わない量の水分は不要と判断します。

ということはどうなるか。
そうです、不要な水分は体外に便と一緒に排出されてしまうんです。

これが熱中症で下痢の症状が出る原因です。

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ただ水だけを飲めばいい、というわけではないんですね!
「熱中症対策は水分と塩分をセットで摂取」を忘れないでくださいね☆

 


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熱中症の下痢と吐き気…食中毒とのちがいは?

熱中症の症状で、下痢と同じタイミングで起こりやすいのが吐き気・嘔吐です。

高温により身体が熱を持ちすぎてしまった場合、
身体を冷やそうと、発汗が起きる皮膚の表面に血液が集中します。

いつもは身体中をまんべんなくめぐっている血液が一カ所に集中すると、
当然血液が不足する場所が出てきます。

この場合は消化器を始めとした内蔵の血液が不足してしまうんです。
そのため、消化器が思うように働かず、吐き気や嘔吐につながってしまう、
というわけです。

下痢と吐き気・嘔吐は、やはり夏場に多い食中毒の症状とも重なりますので、
見極めが重要になります。

熱中症の下痢と吐き気・嘔吐は、
熱中症の進行度では「頭痛」と並んでⅡ度(中程度の症状)として分類されます。

Ⅰ度(初期症状)「めまい」「筋肉痛」と併せて、
頭痛を併発していたら、熱中症と判断しても良いと思います。

ちなみにⅡ度の症状は、「病院へ行くことが推奨されるレベル」ですので、
はっきりしない場合は自己診断に頼らず、速やかに内科で診察を受けましょう。

 

吐き気・嘔吐が止まらない…

 

熱中症は、熱によって身体機能がおかしくなってしまうトラブルです。
ですので、風邪などのように、薬を飲んでその日限りで完治!
とはならない場合もあります。

特に内蔵はヒトの身体の中でもダメージを受けやすい場所ですから、
吐き気や嘔吐の症状は、回復までにより時間を要することが多いです。

ですので、吐き気や嘔吐がすぐにおさまらなくても、
安静を心がける、消化の良い物を食べるようにする、などして、
焦らずにゆっくり身体の機能を戻してあげましょう。

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発熱の危険度は汗で見極めて!

 

熱中症というと、すぐに高熱が出るイメージがありますが、
実際はそんなことはありません。

確かに「高温によって、発汗による身体の冷却が間に合わず、
身体に熱が溜まってしまっている状態」ですので、熱っぽくはなります。

しかし、発汗が続いている限り、微力ながら冷却作用は生きているので、
この段階で適切な処置をしてあげれば、微熱程度で済み、高熱になることはありません。

では、高熱になる時はどんな時なのか?

適切な処置を行わないまま放置していると、
身体に溜め込んだ熱が、やがて脳のオーバーヒートを引き起こします。

そうすると、脳は「熱い」という認識さえも正常に出来なくなってしまい、
発汗をストップしてしまうことがあるんです。

発汗が行われない、ということは身体の冷却が全く行われなくなる、ということです。

そうすると一気に熱が上がり、生命の危険も出てきます。
このレベルまで来てしまったら、速やかに救急車を呼びましょう。

 

発熱したその時には…?

 

「汗をかかない高熱」がとても危険な状況であることはお分かり頂けたかと思います。
では、それを防ぐためにも、微熱の段階での適切な対応のしかたを知っておきましょう。

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■熱を冷ましましょう!
端的に言うならば、外部から受けた熱による身体のトラブルが熱中症なので、
身体のクールダウンを行ってあげるのが先決です。
元を絶つ、ということです。

涼しい場所に移動し、安静にしましょう。
その際に濡らしたタオルやハンカチを、
熱のこもりやすい場所に当てるのも有効です。

「熱が出たのならば解熱剤」と反射的に考えがちですが、
解熱剤はウイルス感染などによる、身体の防衛機能による発熱に効くものですから、
熱中症の発熱には効果がありません!

 

■正しく汗がかける状態にしてあげましょう!
クールダウンをしながら、体内の熱を外に出してあげることが必要です。
つまり発汗ですね。

汗をかくのに必要なのは「水分」と「塩分」です。
下痢の項目でもお話しした通り、どちらが欠けてもダメです。
正しく汗をかきましょう。

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「水に塩を入れて飲む」
「塩分のタブレットやキャンディと水を摂取する」
「スポーツドリンクを飲む」

自分に合ったもので良いので、いずれかを必ず行ってください。

 

この記事のまとめ

 

いかがでしたか?

暑い季節になると、原因の見極めが難しくなる
「下痢」「吐き気・嘔吐」「発熱」。
それぞれの原因とメカニズムさえ分かっていれば、
正しい処置を行うことが出来、安心ですね☆

「熱中症対策を万全に、なってしまっても冷静に対処!」で、
今年の夏を乗り切っていきましょう!

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