女性の自律神経失調症の症状とは?治療や改善方法は?

 

今年の夏は猛暑が予想されていますが、どちらかというと少し涼しい日が多く、

本当に猛暑になるのかな? と思ってしまうような日が続きますね。

 

とはいえ、そんな時に限って、ある日突然暑くなるので油断はできません。

急な気温の変化や、暑い時期におなじみの、エアコンによる外との気温差、

また、熱帯夜による睡眠不足は、身体には大変なストレスです。

 

昼夜問わず与えられる身体的ストレスにプラスして、精神的なストレスが重なってくるとき、

ふと「なんとなく具合が悪いな」と思うことはありませんか?

 

もしかしたらそれは、自律神経失調症かもしれませんよ。

今回は、特に女性に多いと言われる自律神経失調症について、一体どんな症状が

出てどのように改善・治療していけばよいのか、一緒に学んでいきましょう。


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女性に多い自律神経失調症とは?

 

「自律神経失調症」という病名を聞いたことがある方はとても多いと思います。

また、なんとなく不調で病院へ行ったら「自律神経失調症」と診断された、という方もいらっしゃるでしょう。

 

病名にもある「自律神経」とは、脳の視床下部に存在する「交感神経」と「副交感神経」の2つを指します。

交感神経は「緊張」、つまり活動を担当しているため、筋肉や心臓・肺など、身体を動かす際に活発に動く器官の働きを促進します。

 

いっぽう副交感神経は、というと、「休息」や「リラックス」を担当しているので、

胃や腸など、体内でエネルギーを作り、溜めておくような器官の働きを促進します。

 

この二つの神経が、ちょうどシーソーのバランスを取るように、前に出たり後ろに

下がったりすることで、ヒトの身体はバランスの良い状態に保たれているわけです。

 

ところが、睡眠不足や気温差などの身体的ストレスや精神的ストレスにさらされますと、

ヒトの身体は常に油断できない状態、つまり常に緊張状態になってしまいます。

 

緊張を担当する交感神経ばかりが働いてしまうことになるわけです。

それは、何を意味するのでしょうか?

 

そう、シーソーのバランスが崩れ、片方に思い切り傾いている状態になってしまうんです。

シーソーが水平状態でいること = 身体の調子が良い状態、なのですから、

片方に傾いてしまうというのは、身体のバランスも崩れてしまっている、ということです。

 

自律神経失調症は、このバランスの崩れにより身体の様々な器官にトラブルが生じてしまうことを指します。

 


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自律神経失調症の基準って??

 

自律神経失調症は、身体を動かすシステムのエラーによる

トラブルであって、病原体やウイルスが原因ではありません。

そのため、その症状は非常に多岐に渡ります。

 

身体には臓器や筋肉など様々な器官が存在し、自律神経のバランスが乱れることで、

それらが全てトラブルを起こすわけですから、それも納得ですね。

 

ですから、病院では、「症状はあるものの、検査をしても異常はない」、

「出ている症状を考えると、特定の病気と断定するには根拠が薄い」などといった場合に、

そのとき出ている症状を総称して「自律神経失調症」と診断することがほとんどです。

 

自律神経失調症にあいまいな印象があるのは、

このような背景による「症状がはっきりと決まっていない」部分が大きいんですね。

 

 

自律神経失調症の症状は? 特に女性に多いのは……

では、一体どれくらいの症状が存在するのでしょうか?

自律神経失調症になることで表われる症状を、少し詳しく見ていきましょう。

 

出典:selfdoctor.net/

 

活動や緊張を担当する交感神経の働きが強くなり、休息やリラックスを担当する

副交感神経の働きが弱くなるため、全体的に、不眠や倦怠感といった疲労症状は特に出やすいです。

 

また、過度の緊張による筋肉痛や肩こり、副交感神経が担当する

胃腸の働きが弱まることで起きる食欲不振なども、多く見られます。

では、女性の場合はどうでしょう?

 

女性の場合ですと、今挙げたような症状のほかに、手足の冷え、腰痛や頭痛や、

それらを含む生理痛の悪化、生理不順、めまいや吐き気の症状もよく見られる症状です。

 

 

なぜ自律神経失調症は女性に多いの??

 

それでは、何故女性に自律神経失調症が多いのでしょうか?

自律神経失調症と女性を結びつけるキーワード…… それは「ホルモン」です。

 

ホルモンは、自律神経が存在する視床下部のすぐ近くの脳下垂体で分泌されます。

そして、位置関係が近いことから、自律神経とホルモンは相互に影響し合っているんです。

 

自律神経のバランスが乱れますと、ホルモンの分泌に乱れが生じることがありますし、

逆にホルモンバランスが乱れることで、自律神経のバランスが乱れることもあります。

 

第二次性徴期に分泌された後は、比較的分泌のバランスが安定している

男性ホルモンに比べ、女性ホルモンは、第二次性徴期による初潮だけでなく、

毎月の生理、妊娠・出産、更年期に閉経と、常にホルモンのバランスが変動します。

 

つまり、女性の方がホルモンバランスが乱れやすいと言えます。

ホルモンバランスが乱れることで、自律神経のバランスも乱れやすいことは、先にお話ししたとおりです。

 

女性のほうが自律神経失調症になりやすいのは、こういったホルモンバランスの乱れやすさがあったんですね。

特に更年期に入りますと、卵巣の機能が低下してくるため、ホルモンバランスが大きく崩れます。

 

そのため、特に更年期の女性は自律神経失調症になりやすい、と言えます。

また、ホルモンバランスが乱れますと、気持ちも乱れがちになります。

 

生理前や更年期障害でイライラしたり無気力になったりしますよね?

これがそのまま精神的なストレスとなって、自律神経失調症を加速させてしまうことも、とても多いんですよ。

 

 

自律神経失調症と診断されたら…… 自分たちでできること

先ほどお話ししたように、自律神経失調症は原因となるウイルスや細菌などが

存在しないため、症状をおさえる薬などはあっても、根本の原因となる交感神経と

副交感神経のバランスを正さないことには、治療することはできません。

 

自律神経のバランスを正す、というと何やら難しそうに聞こえますが、

要は「意識的に休息して、副交感神経の働きを強めてあげましょう」ということです。

 

とはいえ、仕事や家事を放棄するわけにもいきませんよね。

ですからここでは、「日常にちょっと取り入れられること」を挙げてみます。

 

入浴のしかたや時間帯を変えてみましょう

特に暑い時期ですとシャワーだけで済ませてしまいがちですが、

シャワーだけではあまりリラックス効果は得られず、また身体が冷えやすくなるため、逆効果です。

 

ですから、必ず湯船に浸かるようにしてみましょう。

身体を温めることで、ヒトはリラックスを覚え、副交感神経の働きにつながっていきます。

 

温度も重要です。

身体を温めた方がいいから、といって、暑いお湯に汗をびっしりかくまで浸かるのは、逆に身体に負担がかかります。

 

体温より少し高い、37~38度のお湯に半身浴がおススメです。

ゆっくりと体温を上げ、身体の内部まで温めてあげることができます。

 

また、眠る前30分から1時間前に入浴をするようにしてみましょう。

温まった身体が少しずつ温度を下げていくとき、ヒトは最も眠気を感じるため、心地よく眠りにつくことができますよ。

 

ストレッチをするよう意識しましょう

身体が緊張でこりかたまっていては、休息には程遠いですよね。

こまめに肩をまわす、のびをする、ふくらはぎをもんでみる、などして、きちんと身体をほぐしてあげましょう。

日常的に行うようにするだけで、全然違ってきます。

 

瞑想・深呼吸を取り入れてみましょう

一日の始まりと終わりに、大きく深呼吸をしながら瞑想をしてみましょう。

長くある必要はありません。

 

最初は5分、慣れても10分程度でじゅうぶんです。

なるべく部屋を暗くし、タイマーをセットしたら、準備完了です。

 

朝であれば「今日をどんな一日にしたいか」、夜ならば「どんな一日だったか」ぼんやり考えてみてください。

心を落ち着けることが、副交感神経の働きの促進につながります。

 

また、瞑想の際にヒーリングミュージックをかけてみたり、アロマオイルやキャンドルを使用してみるのも、効果的ですよ。

また、深呼吸は身体の力を抜いてくれるので、手軽なリラックス方法です。

 

こちらはこまめに取り入れてみましょう。

 

気持ちを手紙や日記に書いてみましょう

こちらも気持ちを落ち着かせるために有効な手段です。

嬉しかったことや楽しかったことだけでなく、不快な感情も全て文字にしてみましょう。

 

誰かに見せるものではありませんから、長くある必要も、文章がまとまっている必要もありません。

思ったことをただ並べていってみてください。

 

文字とはいえ、気持ちを吐きだしていることになります。

きっと書き終わった時には少しすっきりしていることでしょう。

 

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

女性は、その一生を通して、常に不安定さと共にあります。

 

それはホルモンの分泌だけでなく、仕事や、毎月の生理や結婚・妊娠、

育児や介護など、さまざまな変化にさらされているわけです。

 

そのためどうしても身体のバランスを崩しがちです。不便なものですね。

身体のバランスが崩れてしまった時は、冷静にその症状を受け止め、できることをしてみましょう。

 

そうすれば、きっと「女性で良かったな」と思えることもたくさん見えてくる、そう思っています。

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