自律神経失調症の症状は?悪寒や胸痛がする時はどうすればいいの?

 

7月に入り、いよいよ夏真っ盛り!とばかりに気温も上がってきました。

 

まだ梅雨は明けていませんが、どうやら今年は空梅雨らしく、

ジメジメはしているものの、全国的に雨の日は少ないようですね。

 

そのせいでしょうか、気温も例年より高い気がします。

 

ところで、暑さのピークを迎えつつあるこの時期、

熱中症や夏風邪に隠れて、静かに流行する病気があるのを、皆さんはご存知でしょうか?

 

自律神経失調症という病名を聞いたことはありますか?

実はこの自律神経失調症こそ、真夏に密かに流行する病気なんです。

 

ところが、その自律神経失調症、病名こそ良く知られてはいますが、

その実態はぼんやりとしか理解されていないことが多いんですね。

 

今回は、「悪寒」や「胸痛」といった症状にスポットを当てながら、

自律神経失調症について一緒に学んでいきましょう。


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自律神経失調症って一体どんな病気なの!?

自律神経失調症というのは、簡単に言ってしまえば、

「自律神経の乱れが原因で起きるさまざまな身体症状」です。

 

読んで字のごとく、ですね。

ではそもそも、自律神経とはなんなのでしょうか。

 

ヒトの身体において、脳から、脳本体や脊髄以外の部分を無数に走っている神経のことを、末梢神経と呼びます。

 

末梢神経には、その役割などから、大きく分けて2つの種類が存在します。

体性神経と、今回のテーマとなる自律神経です。

 

体性神経は、骨格や筋肉などの運動や、視覚・触覚といった感覚を司り、

自律神経は、内蔵機能の働きを司ります。

 

さらにその自律神経にも2種類あります。

交感神経と副交感神経です。

 

交感神経は身体を緊張状態にして活動を促し、

副交感神経は身体をリラックスさせ、修復や休息をさせる役割があります。

 

緊張とリラックスを繰り返すことによって、

初めて自律神経は正常に作動することができるんですね。

 

ですが、睡眠不足やストレスなどで身体が常に緊張状態にあり、

休息が足りなくなるとどうなるでしょう。

 

そう、交感神経ばかりが働く結果となり、そのバランスが崩れてしまうんです。

 

内蔵機能という、身体を動かすためのメインエンジンとも言える自律神経の調子が悪くなるわけですから、当然身体機能にもさまざまな影響がでてきます。

 

これが自律神経失調症です。

身体の内部を司る神経の不調ですから、その症状も多岐に渡ります。

 

出典:right-net.co.jp/

 

実は、真夏や真冬のように室内と外気との温度差が大きい場合も、

身体にはストレスとなり、自律神経失調症の原因となりやすいんですよ。

 

それでは、いよいよ「自律神経失調症の悪寒と胸痛」についてくわしく見ていきましょう。

 

 

悪寒が起こる原因は「血液」!?

自律神経のバランスが崩れると、体内のさまざまな機能に異常が起こることは、

先ほどお話ししたとおりです。

 

では、悪寒は主にどのような異常がきっかけで起こるのでしょう?

その答えは、「血液」にあります。

 

自律神経のバランスが崩れた時に起こりやすいのが、

体温調節機能の不具合です。

 

ヒトの身体は血液の巡りを良くすることで身体を温め、休息モードに入ります。

ですが、ストレスなどで常に緊張状態にあると、そのような状態を作り出せなくなります。

 

身体に力を入れると、身体がぐっとこわばりますよね。

そうすると、血管が圧迫され、血行が悪くなってしまうんです。

 

血行が悪くなると、身体は冷えていきます。

 

とはいえ、内蔵が冷えてしまうのは非常に危険ですから、

身体は内臓を冷やさないために、身体表面を流れる血液を内蔵に送り、内蔵を温めようとします。

 

となると、身体の表面、特に指先などの末端の血行は当然悪くなっていきますよね。

つまり、それが原因で「悪寒」の症状が現れるんですね。

 

風邪のようなゾクゾクしたものもあれば、いきなりガタガタと震えがきてしまうものなど、

現れ方はさまざまですが、いずれも原因は同じです。

 

寒気がすると、「風邪かな?」と思ってしまいがちですが、

風邪と自律神経失調症の最大の違いは「体温」です。

 

自律神経失調症の寒気は、血行が悪くなることで身体が冷えてしまうことが原因でしたね。

身体が冷えているわけですから、当然体温は低くなります。

 

それに対して、風邪の場合は、発熱することでウイルスを退治するわけですから、

むしろ体温は高くなります。

 

ですから、体温をまず測ってみましょう。

熱がなければ自律神経失調症を疑った方が良いかもしれませんね。

 


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苦しさを感じる胸の痛み…心臓の病気との見分け方は?

自律神経に異常をきたすと、心臓などの循環器や、肺などの呼吸器にも異常が発生するため、

息苦しさや、胸が圧迫されたような痛みが起きることがあります。

 

狭心症などの心臓の病気の症状と似ているため、

「もしかして心臓が悪いのでは!?」と心配になりますよね。

 

そうならないよう、狭心症と自律神経失調症の胸の痛みの違いを知っておきましょう。

 

狭心症は、運動している時や、眠っている時など、血行が良くなっている時に発症することがほとんどです。

 

それに対して自律神経失調症は、特に運動などしていない、普通に活動している日中に起きることが多いんですね。

 

自律神経失調症とは、交感神経ばかりが働いていることによる、副交感神経とのバランスの乱れが原因で起きるものであるため、

 

休息を担当する副交感神経が優位に働いている睡眠時には、その症状は起きにくいんです。

 

ですから、睡眠時に胸の痛みを感じることがなかったら、

少なくとも狭心症である可能性は限りなく低いので、安心してください。

 

それでも、不安であるならばすぐに病院へ行って検査してもらいましょう。

 

自律神経失調症であった場合、こういった「不安」の感情は、

身体を余計に緊張状態にしてしまい、一番良くないですからね。

 

 

悪寒や胸痛… どうしたら改善できる?

 

自律神経失調症による身体症状は、ウイルスや細菌による感染症などではないため、

検査をしても特にこれいった異常が見られません。

 

要は身体のオンオフのスイッチングが上手にできていないだけですから、

直接的な効果を持つ薬なども存在しません。

 

緊張状態が続かないよう休息をとるようにして、自律神経のバランスを取るのが、

最大の治療法なんですね。

 

とはいえ、仕事などが忙しかったりすると、

「休息を取る、と言われても… 」と思ってしまいますよね。

 

ですから、忙しいなかでも取り入れることができる自律神経失調症の改善策を、

ここで一緒に考えてみましょう。

 

身体を温めるものを飲みましょう!

 

身体を温めると、ヒトの身体はリラックス状態になりやすくなります。

ですから、意識的に身体を温めるものを飲むようにしてみましょう。

 

ここで気を付けて欲しいのは、

「温かい飲み物」=「身体を温める飲み物」ではない、ということです。

 

実は、原料が温かいところで採れる飲み物は、逆に「身体を冷やす飲み物」なんですね。

ですから、緑茶やコーヒーなどはたとえホットで飲んでも、身体を温めてはくれません。

 

ほかにも、牛乳や豆乳、清涼飲料水やウイスキーなどは身体を冷やしてしまうので、

自律神経失調症の際には避けてくださいね。

 

「身体を温める飲み物」として有効なのは、しょうが湯、黒豆茶や、

同じお茶でも発酵されたものを使用している紅茶やウーロン茶です。

 

これらを日常的に飲むようにしてみましょう。

 

また、赤ワイン、日本酒、紹興酒なども身体を温めてくれますから、

眠る前にグラスなどで一杯ほど飲んでみるのも、いいかもしれませんね。

 

お風呂で身体を温め、ほぐしましょう

 

お風呂は血行を良くし、身体を温めてくれるため、

副交感神経を働かせる絶好のチャンスです。

 

この時期は暑いので、湯船につかることを避けがちですが、

ゆったりと湯船につかるようにしてみてください。

 

ここでのポイントは、あくまでも「気持ちがいい」と感じる範囲で、ということです。

 

寒気がするからと熱いお湯に我慢してつかったり、

のぼせるまで長く湯船につかっては、身体が疲れてしまい、逆効果です。

 

「気持ちいい」と感じる温度のお湯につかり、程よく温まったところで湯船を出ましょう。

 

湯船につかることで上がった体温は、その後ゆるやかに下がっていきます。

実はこの段階が一番眠くなりやすく、寝つきが良いタイミングです。

 

ですから、お風呂から出て1時間ほどしてから布団に入るようにしてみましょう。

気持ちよく、ぐっすり眠れますよ。

 

リラックスグッズを活用しましょう

ゆっくり眠る時間も取れないし、湯船につかる余裕もない…… 、

そんな時にはいわゆる「リラックスグッズ」と呼ばれるものを活用しましょう。

 

アロマオイルをたく、ヒーリングミュージックを聴く、

またはハーブティーを飲むなど、時間も手間も必要としないものがたくさんあります。

 

また、ほんの数秒身体を伸ばすなどのストレッチも有効です。

ちょっとした瞬間に「よし、少しリラックスしよう」と思うことが大切です。

 

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

自律神経失調症は、検査をしても異常が見られないため、医学的に見ても非常にあいまいな病気ですが、

何かと忙しい現代人は、常にこの病気の危険にさらされていると思います。

 

人間は機械ではないですから、無尽蔵に動けるわけではありません。

どんなに忙しくても、ため息ではない「ほっと一息」をつくことを忘れないようにしたいものですね。

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